スワヒリ語学習の始め方 ~教材と辞書アプリのご紹介~

NHK WORLD cap

こんにちは、いつも@Africa[アットアフリカ]をご覧頂きありがとうございます。

本記事では、タンザニア、ケニア、ウガンダ等で公用語として使用されているスワヒリ語の学習方法やおすすめの教材、辞書アプリ等についてご紹介致します。

 

タンザニアでは英語も通じないわけではありませんが、圧倒的にスワヒリ語優勢です。

大企業や政府組織の従業員、大学生は比較的英語が堪能ですが、それでも現地人と関わる機会があるならばスワヒリ語は必須と言えます。

単なる情報伝達の手段としてではなく、心を通わすという意味でも現地の言葉を話すのは重要で、実際こちらが多少スワヒリ語を話せると分かると一気に距離を縮めて接してくれます。

またセキュリティという意味でも、スワヒリ語を話すのは重要だと考えています。

英語しか話せない人間と現地の言語であるスワヒリ語を話せる人間、どちらを標的に選ぶかと言えば間違いなく前者でしょう。

 

スワヒリ語の学習教材

スワヒリ語 【CD付】 (大阪大学世界言語研究センター 世界の言語シリーズ1) (大阪大学世界言語研究センター 世界の言語シリーズ)
スワヒリ語 【CD付】 (大阪大学世界言語研究センター 世界の言語シリーズ1) (大阪大学世界言語研究センター 世界の言語シリーズ)

スワヒリ語辞書


無料スワヒリ語ソフトウェア辞書
無料スワヒリ語辞書 – Google Play の Android アプリ

こちらは青年海外協力隊の隊員の方々によって作成された辞書ソフトです。

WindowsとAndroidで使用可能で見出し語は一万以上。操作性も良好。

情報量を考慮すると紙の辞書の方が良いのですが、スワヒリ語の辞書の入手難易度と辞書を引く手間を考えると当面はこちらの辞書で足りるでしょう。

 

WeChat Image_20170731123944

紙の辞書にこだわりたい方は以下の二冊がおすすめですが、日本では中古しか出回っておらず価格も高めです。前者はダルエスサラーム大学のスワヒリ語研究所から出版されているもので、日本ではこちらの方が広く使用されていると思います。後者の『Standard Swahili-English Dictionary』はやや古いですが、TUKIの辞書には載っていない単語がこちらには載っていたり、アラビア語の語源が併記されていたりと、情報量の多さが特徴です。スワヒリ語はアラビア語から大量の語彙を輸入しているので、アラビア語の知識がある人にとっては特に有用です。

TUKI, kamusi ya Kiswahili-Kiingereza =: TUKI, Swahili-English Dictionary: Tuki: 9789976911442: Amazon.com: Books
Amazon.co.jp: Standard Swahili-English Dictionary: 洋書

スワヒリ語の学習方法

 

上で紹介したスワヒリ語教材は独学でも使える仕様になっていますので、通読するような形で章末問題にも取り組みながら学習を進めていきます。

多くの言語において独学が難しいのは発音ですが、スワヒリ語の発音は日本人にとって難しくないので、アクセントにさえ気をつけていれば大きな問題はないでしょう。

文法もさほど複雑なわけではありません。

基本的には上記の一冊で十分ですが、より詳細な文法解説が必要な際は、『スワヒリ語文法』が役に立つ場合があります。

私の場合はテクストを読んでいる時に接続法の用法で不明瞭な点があった際に、こちらの書籍を参考にしました。

 

スワヒリ語学習において最も大きな問題となるのは語彙の習得です。

英語や中国語等のメジャー言語には優れた単語帳がいくつもあり、その中から自分のレベルにあったものを選べば5千から1万程度の語彙力は獲得できるでしょう。

しかしスワヒリ語には優れた単語帳や例文集が少ないので、自分が使用した教材を例文集として使ったり、オリジナルの単語帳を作ったりして、語彙力の獲得と維持に努なければなりません。

単語帳が使えず、大量の未知の単語を自力で調べなければならないというのも、上記の辞書ソフトを推薦した理由の1つです。

 

初級レベルは上記の一冊でクリアできるので、文法と基本語彙を習得したら、あとは語彙の獲得とリスニング能力の向上に焦点をあてて学習を進めていきます。

 

一冊目以降のスワヒリ語教材

NHK WORLD LANG

 

初級教材を終えた方々にお勧めできるのが「NHK WORLD – Swahili」です。NHK WORLDはスワヒリ語以外にも中国語やペルシャ語、タイ語といった言語でニュースを提供しています。

特筆すべきは、音声とそのスクリプトが毎日更新されるという点で、初級レベルを終えた全ての学習者にお勧めできる教材です。

スワヒリ語は元々ニュース音声のみの提供で、記事としてのテキストは公開されていなかったのですが、昨年より記事も一緒に公開されるようになり、素晴らしい語学教材となりました。

語彙はニュースに偏ったものになってしまいますが、リスニング能力も同時に鍛えることができる上に、一定の語彙力さえあれば日常会話に必要な語彙などは後で比較的簡単に習得できるので何の問題もないでしょう。

 

NHK WORLD cap

 

毎日数記事が更新され、一記事あたりの分量が100語~200語程度。スワヒリ語やアラビア語、ウルドゥー語などは中級レベルの教材が少ないので、このようなコンテンツは貴重です。

適切な分量、明瞭な音声、中級レベルの語彙と三拍子そろったコンテンツなので、『NHK WORLD ニュースで学ぶ○○語』シリーズが発売される日も近いでしょう。

ニュースサイトはNHK WORLD以外にもBBC SWAHILIやIPP mediaがありますが、音声とスクリプトをセットで提供しているNHK WORLDの方が語学教材としては適切かと思います。

洋書教材

既に外国にいて日本語の書籍を入手できない方には以下のSimplified Swahiliをお勧め致します。

Simplified Swahili (Longman Language Text)
Simplified Swahili (Longman Language Text)

随所に演習問題が配置されており、問題を解く→間違いを確認のサイクルを大量にこなすことができるので、英語に抵抗がない方はこちらを使っても良いかと思います。

学習アプリ

現時点でお勧めできるスワヒリ語学習アプリは確認できていません。

DuolingoはPC, Android, iOSで使える有用な多言語学習アプリですが、初学者がこのアプリを用いてゼロから勉強するのは難しいのと、特にスワヒリ語はまだコンテンツが充実していないので、ここから始めるのは難しいです。

スワヒリ語を学んで東アフリカに拠点を作る

スワヒリ語は日本国内で使う機会はほとんどなく、また英語や中国語のように情報収集のために使えたり、ドイツ語やフランス語のように古い学術論文等を参照する際に、分野を超えて使われていたりすることはありません。

しかしアフリカ大陸の中で比較的政情が安定しており、今後の安定した経済成長が見込める東アフリカの広い地域で使われておりますので、東アフリカに拠点を作ろうと思っていらっしゃる方には是非スワヒリ語力を一度学んでみることをお勧め致します。

Please follow and like us:
20

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る

シェア大歓迎です!