【アフリカインターン日記】第5週:青年海外協力隊の1日に密着してみました!

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こんにちは、インターンの高橋です。

タンザニアは最近雨季に入り、大雨によって町中が軽く湖状態、帰宅難民が発生したりしなかったり、、、。そんな中、先日、タンザニアで活動中のJICAの隊員さんに一日密着させていただきました!

 

JICAの“青年海外協力隊”というと誰もが一度は耳にしたことがあると思います。

わたしも昔漠然と憧れていたこともあり、隊員さんのリアルな活動を見てみたいと思っていたところ、このような機会を頂けることになりました。

 

今回ご協力いただいたのはタンザニア赴任一年九カ月目のベテラン隊員、Kさん!

JICAの隊員というと、赴任国での学校教員や、スポーツ指導、地方でのコミュニティ開発などのイメージが強かったのですが、Kさんの分野は“改善指導”。

Small Industries Development Organization (SIDO)といって、タンザニア政府が運営する中小企業支援機関が職場で、その中にある、ビジネススキルやビジネス資格に関するトレーニングを行う部署、Business Development Officerに勤務されています。

 

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Kさんの朝は七時に家をでて、ダラダラと呼ばれる乗り合いのミニバスに乗るところから始まります。

隊員さんのリアルな生活も見てみたかったので朝の出勤から密着させていただいたのですが、正直タンザニアに来てこんなに早い時間に家を出たことがなかったので、新鮮でした(笑)。

意外にもタンザニアの朝は早く、通勤の大人だけでなく、学校に向かう小学生もたくさん見かけました。

最寄りのダラダラのバス停まで十五分ほど歩いていくのですが、タンザニアに来てから危ないという理由でいつも車移動、あまり外を歩いたこともなかったので、これも新鮮で楽しかったです!!笑

同時に隊員さんがどのような環境で過ごしているのかを体験することができました。

Kさんが、隊員として過ごす一番良いところは、“現地の人と近い生活ができるところ”だと仰っていたのですが、それを実感した瞬間でした。

 

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ダラダラの車内

 

SIDOのオフィスに着いて、すれ違う人ひとりひとりとスワヒリ語で会話する様子や、出勤してきた人が次々と挨拶しにくる様子を見ながら、Kさんが約二年の期間、彼らとどのように接してきたのかを垣間見たような気がしました。

 

この日は午前中にKさんが実際に行う改善指導の授業がひとつ、午後はJICAの職員の方による改善指導者育成のための授業がひとつありました。

この日の授業はSIDO内に会社を構える印刷業のオフィスを訪ねての少数授業だったのですが、責任のある立場の人と、そうでない人の意識の違いが顕著すぎ!!(笑)

まるで物理の授業でも受けているかのようなポカーンとした顔に、なんだか謎の親近感がわいてしまいました。

同時に、人の意識的な部分を変えることの難しさも感じました。

 

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“改善指導”で教えているのは日本でもよく言われる“整理、整頓、清掃、清潔、躾”の5Sについてなのですが、成果がすぐには見えにくいため、何か新しい技術を教えるよりもさらに根気と継続した支援が必要だし、その場だけでなく対象者が改善指導の意味と意義をきちんと理解して自発的に行動してこそ意味があるからです。

 

それでも、座学のあとに行った、折り紙を使った5Sの実践ゲームではみんな積極的に参加していました。

意識を改善するには、こういう言わなくてもわかるでしょって思いがちな小さなことの積み重ねが大切だなって思いました。

ちなみに授業中一番熱心だったおじさんは、授業後オフィス内のBefore写真を撮って!!今度来たときは見違えてるよ!!!っていうくらいノリノリでした(笑)

 

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Kさんにとって隊員としての約二年がどうだったか聞いてみると、一年目は語学面でも仕事面でも何もできずに過ごし、自分でやりたい事をやれるようになったのは二年目、自分で改善指導の授業をやり始めたのは今年五月からだったそうです。

JICAのボランティア活動では、明確な成果を求められるわけではなく、明確な指示書があるわけでもないため、隊員各自のやる気次第な部分が大きいそうです。

自分次第って細かく指示されるよりも難しいし、何もないところから自分で何かを作りだすことはすごくエネルギーが必要だと思うので、その状況で自分のできることをきちんと形にしたKさん、すごい、、、。

わたしもインターンをしながら、ここで何を学ぶのか、何を感じるのかは自分のやる気次第だなと感じていたのですが、Kさんの活動を見ながら改めて頑張ろうって思いました。

 

協力隊に応募したきっかけを聞いてみると、“途上国のために何かしたかった”でもなく“途上国で生活してみたかった”でもなく“日本から脱出したかった”(笑)とのこと。

“何かができるから”応募したのではなくて、“自分にもできそうなところを探して”応募したKさん。

もうすぐ任期を終え日本に帰国することになる彼女に、SIDOの人たちが“ここに残るべき!”とか“KAIZENのベストティーチャーだ”と口々に言う姿を見ながら、やる気さえあれば何かできることはあるから是非応募してみるべき!というKさんの言葉に頷かずにはいられませんでした。まじで説得力しかない、、、

 

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今回の密着を通して、協力隊の活動の中でもあまり知られていない(わたしが無知なだけだったらごめんなさい笑)改善指導の活動がどういうものなのか、実際にみることができ、言葉でしか知らなかったものが実体として感じられるようになりました。

また、一日一緒にすごしながら、Kさんが言った“協力隊の目的が成果だったら五十年も続いていない。それ以上に人材育成の意味合いが大きい”という言葉がすごく興味深かったです。

 

ボランティアは、してあげているつもりが実はそれ以上に何かを受けていたり、学ぶことが多いもので、そういう意味でも協力隊という存在の意義はあるんだなー、気づかされました。

 

ご協力いただいたKさん、ありがとうございました!

 

世界各地で奮闘する隊員のみなさん、がんばれ~!!

 

おしまい!!

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