農業加工機の意義~元インターン現役女子大生がタンザニアの農業で教育を変える~

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前回は、タンザニアの農業概要と、Jmechが始まった経緯を書きましたが、本日は、農業加工機を扱う目的・意義について書かせて頂きます。

目的・意義

現在のJmech、会社としての一つの目標は品質の良い農業加工機を普及さることです。

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タンザニアでは、小規模農家が多いためになかなか農家が自らで農作物を加工して売るということは多くはありません。

しかし、農作物のマーケット価格は時期や天候によってかなりの波があるために、農作物のままマーケットに出すことは非常に効率が悪いことでもあります。

さて、そもそもなぜ、マーケットに出してお金を稼がなければならなくなってしまったか、そこからお話ししたいと思います。(日本人にとってはあたり前のことかもしれませんが)

マサイ族が携帯電話を使っている姿。そんな写真やテレビ見たことがあるでしょうか。アフリカのイメージが覆った方もいらっしゃるかと思います。

もちろん便利さを否定するわけではないのですが、これまで現金収入がなくても、生きていく為の食べ物が確保できれば暮らせていた人たちがどうにかして現金収入を得なければならない時代になりました。

まだ、とうもろこしやお米が携帯電話料金に引き変わる時代はきていないのです。

農家の人たちも同じです。これまで自給自足で満ち足りていた世界に、生活を向上させる様々な物の対価としてお金、つまりは現金を生み出さなければならなくなってしまったのです。

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生産者は市場価格を知らない?

実は、農業従事者のほぼほぼを占める小規模農家の人々は、マーケット価格を知りません。というのもそこまでの情報にたどりつけるアクセスがないこと、また、多くの場合は、マーケットに出すために何人もの仲介人を挟んでしまう現状があるため、生産元の農家はマーケット価格よりもはるかに安価で売ってしまっているのです。

また、もしも仲介人に買い叩かれることなく直接マーケットに出すことができたとしても、品質を維持したり、虫に食われることなく何トン、何十トンもの在庫を抱えれる余裕がないため収穫したらすぐに売ってしまいます。

そうすると、マーケット価格の変動など気にせずその時の売値で販売してしまいます。
そうして、効率の良い販売がうまくできない現状が生まれます。

そこで、農業加工機で加工をするとどうなるか。

そう、原料の農作物が粉やオイルに変わり新たな価値を生み出すのです。
新たな価値が生み出されると、マーケット価格の変動に大きく左右されることなくビジネスの幅も非常に広げることができるのです。

私たちは、農業加工機を使ってもらうことによってこれまで非効率的に行われていたこと、また、適正な情報を農家さんに届けたいと思っています。
現金が介すとどうしても問題はつきものですが、農家の人々が気軽に製品を手に入れることができるよう、農家の方々と丹念に会話をし、農家の方にしっかりと納得いただける仕事を目指して、現地スッタフ3人とともにやっています。

真剣だからこそスタッフとの衝突もありますが、まだまだ事業は始まったばかりです。これから、農業加工機を売るだけではなくて、農業大学の学生のインターンを受け入れたり、インキュベーションセンターを開設したりと大忙しですが、バリューチェーンとして農家から繋げていけるように奮闘するのみです。

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さて、次回は、ともに事業を進める現地スッタフの紹介、事業を動かしていく時にはだかる障壁など、新事業についてお話ししたいと思います。

お読みいただきましてありがとうございました。

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