アフリカビジネス最前線を行く男、金城に聞いてみた。【第4回】成長するアフリカ市場における日本企業の役割は?

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Q. アフリカ大陸では、2050年に人口が25億人になると予想されており、これに伴って、中間層の増大、消費財の購入の増加が見込まれています。今まで日本企業は資源に注力したビジネス展開をアフリカでしてきましたが、アフリカ経済が一次産業の依存から脱却し強固な経済を形成する中で、日本企業は今後どのような役割を果たせるでしょうか。

 

今後のアフリカはその人口増からも世界中からマーケットとしてより認識されていくと思います。

アフリカ全体で現在の人口の12億人が2050年までに2倍に増える予想が出ています。

ざっくりと計算をすると、毎年4200万人が増える。

これは、オーストラリアが丸ごと2つ分毎年新しくできているような感じです。

 

その人口増に向けて日本として・日系企業としてどのような戦略で臨むべきか。

ここからは個人的な考えを偏見を交えて書きたいと思います。

 

まず、戦略的には2つのステップで考えるべきかと思います。

2つのステップのうち、最初のステップでは利益を享受する企業は日系・非日系を問わず多くはないでしょう。

でも、来る第2ステップではこの第1ステップが効いてくるはずです。

 

第1ステップはずばり、「官民合同で仕組みを作る」です。

例えば、日本の通関システムでNACCS(ナックス)というものがあります。

このNACCSは入出港する船舶・航空機及び輸出入される貨物について、税関その他の関係行政機関に対する手続及び関連する民間業務をオンラインで処理するシステムです。
貿易をする際に、税関官署、運輸業者、通関業者、倉庫業者、航空会社、船会社、船舶代理店、金融機関等の相互を繋ぐ電子的情報通信システムだと思えば間違いないでしょう。

このNACCSをアフリカの国々で導入してもらうとどういった事が起こるか。
このシステムを導入するだけでは別に日系企業に利益が上がることはほとんどありませんが、そこから派生する業界に対して日系企業はすごく入りやすいものになります。
運輸業者や倉庫業者だけでなく、金融機関等も日本と同じようにNACCSを利用しながらの進出が可能になる。

つまり、第2ステップでは「第1ステップで作られた仕組みから派生する業界の日系企業が進出する」です。
日系企業がアフリカに進出できない理由として、商習慣や価値観の違いもありますが、ビジネス上の仕組みが違うというのも大きな要因として挙げられます。

第1ステップでその部分をクリアし、第2ステップで利益を取りに行く
こういった考えを日本の行政や大企業にも持っていただけるとありがたいですね。

 

ODAで箱モノを作るよりも、こういったソフト面での支援を通じて日系企業の進出を促進するとより効果的なのではないでしょうか。

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