インターン姫野の突撃インタビュー!第1回:弁護士を目指している人に、弁護士になるための道のりを聞く!

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おはようございます。

今回はEASPの新しいインターンの姫野鉄平が書かせていただきます。

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インターン期間中、色々な人に会って、インタビューをしていくので、よろしくお願いします!!

さて、僕の人生で初めてのインタビューはダル大(ダルエサラーム大学・University of Dar Es Salaam)の元学生さんで現在弁護士を目指している Aloyce Kukaya さんです。

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初インタビュー、開始っ!

姫野:今日はよろしくお願いします!アロイスさんは弁護士を目指してられるんですよね。ちなみにタンザニアで弁護士になるためにはどうするんですか?

 

Aloyce:まず、タンザニアで弁護士になるには大学で三年間法学部で学び、その後大学院で一年間学んで試験にパスすれば晴れて弁護士になれます。ほとんどの人が弁護士になれば就職できるのですが、実際こっちでは経験がものを言うので、大学と大学院の間でボランティア(インターン)をする人が多いです。経験が少ないと雑用しかさせてもらえないことがあるので、皆経験を少しずつ上げていき、仕事を変えながら階級を上げていきます。僕も実際、Honest Vivere Attorneysにボランティアをしています。うまくいけば、そこから大学院に行くための資金も出る可能性があるので、それを手に入れて大学院に行きたいです!

 

姫野:そうなんですね。やはり学費が高いのでそこで弁護士になれる人数を調整しているんですかね?

 

Aloyce:そうですね!ほとんどの人がボランティアをやって、学費を援助してもらえるように頑張ってますね。資金をもらえなくて大学院行きを諦める人も少なくはないです。大学さえ出ていれば一応就職につける事もあるので。

 

 

大学の卒業試験では3割しか合格できないらしいので、全体受験者の2割、3割しか受からない日本の司法試験と同じぐらいのようです。

でも、学費という大きな壁があるので、年に100人程度しか弁護士になれないらしいです。

今急激に発展しているアフリカ諸国、タンザニアなどでは弁護士はどれだけいても足りない状況なんじゃないでしょうか。そんな中、学費という壁が勉学の妨げになっていたら、国自体の成長も低速しそうですね。

Aloyceさんは、見た目もそうなんですが話していると彼の真面目さが滲み出てきます。その背景には日本人の僕からすると驚くような経験を積まれてきたからです。

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学費の工面の苦労について

姫野:アロイスさんはどこの出身なんですか?

 

Aloyce:Moshiとういうダルエサラームから600km離れている場所の出身です。

 

姫野:へぇー、すごく遠いですね。アロイスさんはどういう環境で育ったのですか?

 

Aloyce僕の家族は先祖代々小さな農家をやっています。高校はキリスト教の高校に行き、A level*を取っていました!

*A Levelとは…イギリスの統一試験。日本のセンター試験のような全国統一試験。

 

姫野:A levelですか!僕もイギリスに留学している時にやっていましたよ。どの科目を取られていたんですか?

 

Aloyce:イギリスで勉強していたんですね!いいなぁ。僕は地理、歴史そしてEnglish Literatureです。

 

姫野:それらの科目を取られてたなんてすごいですね。実際、僕の友人でそれらの科目を取っている子達がいて、いつも難しいなど嘆いていました(笑)それで、結果はどうでしたか?

 

Aloyce:ははは、確かに難しかったですね。結果は全部イギリスでいうAグレードでした。

 

姫野:すごい!ご家族もすごく喜んだのではないですか?

 

Aloyce:はい、でも実は結果発表の前に母を乳がんで亡くしてしまって。

 

姫野:そうなんですか。お悔やみ申し上げます。お母さんに見せらなくて残念でしたね。

 

Aloyce:そうですね。でも、その成績のおかげで国から奨学金ももらえました。大学の学費の60%もカーバーしてくれるんです。年に数人しかもらえないすごいものなんですよ。

 

姫野:60%は大きいですね。素晴らしい親孝行です。

 

Aloyce:それが今度は残りの40%をどう支払うかが問題になったんです。僕の家族がやっている農業は自給自足だけのものであって商売の為にはやっていないんです。なので、家にはお金がなくて、僕と父親は親戚や友人など知ってる人を全員訪ねてお金を借りて回りました。僕も小、中学生を相手に家庭教師などをして少額ながらお金を稼いでいました。

 

姫野:なるほど。。失礼な質問だったら申し訳ないのですが、なぜお父さんは自給自足以上の、商売のための農業を大きくしなかったのですか?

 

Aloyce:それは僕の父親のような地方の農家はどうやったら自分の作った物を売るのかなどが分からなくて、これ以上、農作したら赤字になってしまうと思うっていたからなのです。

 

姫野:そうなんですか。確かに、農作とそれを売るためのノウハウは別物かもしれないですね。

 

こうやって文にしてみると重い話ですが、アロイスさんの口調は悲しさを一切感じさせない真面目で賢さを連想させるようでした。しかし、一瞬、彼のお母さんの話した時の彼の考え込んだ顔は印象的でした。

ここタンザニアでは家族で誰かが亡くなるのは我々の生活以上に、身近にあることで、皆それを乗り越えて生きている。それがよく分かった日でした。

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Aloyceさんの出身地のMoshi、Mt.Kilimanjaroの麓の町

 

学生時代を振り返って

姫野:すごく変な質問かもしれませんが、もし、アロイスさんが過去に戻れたら、過去の自分のどの行動を変えたい、とかってありますか?

 

Aloyce:面白い質問だね!(笑)全然変じゃないですよ。うーん、でもなんだろう。。。。。。。。。。。

 

あぁ、一つあります。

僕が大学生の時のことなんですが、自分の生活費を稼ぐために小さいビジネスをやっていたんです。それは、毎日大学のない時間にKariakooという街にマーケットがあって、そこに行って服を安く買い、それらをWhat’s appで売っていました。月に平均70,000シリングほど(3500円ほど)稼ぐことができたのですが、そのせいで勉学に集中ができず、大学前に思い描いていたほどの結果も出す事は出来ませんでした。なので、僕はその頃に戻れたら、もっと自分の生活費を切り詰めてでも勉強したかったですね。

 

姫野新卒の月給が600,000シリングくらいですから、副業で考えると大きな収入ですね。でもそれを止めると今度は生活が厳しそうです。

 

Aloyce:そのビジネスは毎日やっていたのですが、それを週末だけにし、足りないのは知り合いに借ります。時間を戻せないのは知っていますが、できればこう変えたいですね。

 

 

彼と同じことをする人は何人かいるらしく、後で聞いてみたらWhat’s appにそのビジネス専用のグループがあって、そこに写真を載せると欲しい人から連絡が来るらしいです。What’s appは海外ですごく使われている日本で言うLINEと同じSNSです。ちなみに、僕らが住んでいるのもKariakooという地域です。すごく騒がしい場所ですね。夜も家のすぐ近くにイスラム教のモスクがあり、ものすごい音で歌かわからないですが何かを流しています(笑)

 

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Kariakooの町並み

最後に

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姫野:最後に聞かせてください。Aloyceさんのこれからの目標は何ですか?

 

Aloyce:これからの目標は、まず弁護士になることです。そして、商事法務で実績を積みながら、地方に戻り農家などを無償で助けていきたいです。僕がいた地方の町では、悪徳ローンで多額の返済や負債を抱えている人がたくさんいるからです。先ほども言いました通り、地方では知識を持っている人たちが少なく、持ってない人をカモに多額の金利でお金を貸す人がいるからです。このようなことを日常的に見てきました。なので、僕は返済なので困ってる人達の側に立って、助けられる弁護士になりたいです。

 

姫野:すごく立派な目標ですね。頑張ってください!応援しています!

 

 

弁護してしての実績を上げていきながら、自分がお世話になった人たち、そして弱い立場の人のために戦っていく。そんなことを語る彼の顔は感動的でした。

僕もこれから精一杯応援していきたいです!

長らくお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

 

姫野 鉄平

 

 

画像出展

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