インターン姫野の突撃インタビュー!第2回:ABIC準優勝!Jenniferさんの生まれながらに実業家な人生

S__6160401

おはようございます!
今回もインターンの姫野が書かせてもらいます。

ちなみに、このインタビューはインターンの仕事外の課外活動として、取り組ませて頂いています。「インターン中インタビューしかしてないの?」って聞いた来た○○君、違うよ。

ちゃんとインターンの仕事もあるので、それは別の記事でご報告したいと思います。

インタビュー第二弾は去年7月、園部先輩が主催されたDMM. Africa Presents: Africa Business Idea Cup (通称:ABIC) で二位に輝いた Jennifer Shigoliさんです。

DSC_4666

園部さんはEASPの元インターンで今Tricksterという広告会社を立ち上げられた方です。まだ、こっちに来て2週間ですが、もうかなり尊敬している人です(笑)。学ぶところがたくさんありますね。

DSC_4787

 

さてさて、先輩へのゴマスリもここまでにして、Jenniferさんは弁護士としての資格を持ちながら再利用可能な生理用ナプキン『ELEA』を製造する Malkia Investments Company limited を立ち上げました。

 

そして、彼女は最近African Entrepreneurship Awardを優勝されました。

S__6258705

ABICに続いてすごい快挙ですね!

 

そんな彼女にインタビューをしました。

S__6160403

 

インタビュー開始!なぜ女性ばかりの会社?

姫野:こんにちは。今日はよろしくお願いします。最近行われたAfrican Entrepreneurship Award での優勝おめでとうございます。

 

Jennifer:ありがとう!優勝したことがすごく嬉しいわ。優勝賞金ももらったので、これからが楽しみです。

 

姫野:賞金がでたんですね!賞金は何に使うつもりですか?

 

Jennifer工場の拡張に使う予定です。Africa Entrepreneurship awardsは BMCE Bank of Africaがスポンサーになっていて、優勝した方に$150,000が送られたの。

現在25人いる従業員を45人まで増やして、工場で使っている機械なども新しく買う予定よ。

 

姫野:すごい拡大ですね!そういえば、従業員の話になるんですが、聞いたところによるとJenniferさんのところって女性だけなのですよね。なぜ、女性だけなのですか?

 

Jennifer全体の80%は女性で、製造ラインは全員が女性です。会計士などは男性ですが、確かに女性をより積極的に採っていますね。

なぜかというと私達が製造しているのは生理用ナプキンです。これを製造する際に私は一つ一つに心を込めて作る事を徹底させています。そして、女性の方がこの商品の必要性を理解でき、感情的に心の込もった商品を作る事ができると信じています。

S__6258712

 

姫野:なるほど。確かに理にかなっています。僕達男性には使用する機会がないのであまりそれについて知る事もないですからね。でも、生理用ナプキンの必要性を男性も含めて、多くの人が知っていた方がいいと僕は思います。

 

Jennifer:まさに、その通りなんです。特にアフリカは女性の生理についての教育が重視されていません。なので、都市部から離れた村なのでは少女が生理用ナプキンの代わりに靴下やマットレスなどの一部を使って代用している実態があります。

それは問題だと思い、少女たちに女性の生理について正しく教えるChoo Salama CampaignとBinti Huru initiativeという活動を始めました。最初は、友達と数人で全国の小学校を周り、ちゃんとした教育をし、寄付で衛生上清潔なトイレを作ったり、自分らの商品を正しく説明しています。

その行動が認められて、Tanzania Girl AssociationとEast Africa dialogueから賞をもらいました。私は全ての女性が自分の体のことについて教育を受け、清潔な生理用品にたどり着く権利があると信じています。そのために、私はこの活動を積極的にやっていきたいですね。

S__6258715

 

姫野: すごいですね。こんなことまでされていたなんて知らなかったです。確かに、より多くの人が正しい教育を受けれる環境にしていくのはとても大切だと思います。

Jenniferさんは現在、会社を経営しながら4つの社会運動団体を運営しています。
そんなバイタリティーに溢れる彼女は、一体どのような青春を送ってきたのか、気になったので、聞いてみました!

 

商売漬けの青春時代

姫野:Jenniferさんはどのような環境で育ったのですか?

 

Jennifer:お父さんはエンジニアでお母さんはソーシャルワーカーでした。

正直、お金の面で生活に困ったことはありませんでしたが、とはいえ特別裕福というわけでもなく、学費以外に自由に使えるお金はありませんでした。

そういえば、中学時代に興味本位でビジネスを始めたこともあります。それは腕にするバングルを仕入れてそれを知り合いに売るビジネスですね。

2ヶ月経った頃には商売も軌道に乗って、従業員を一人雇い、小さいお店を開くことができました。ですが、その地域はあまり治安が良くなく、中学生の女の子が一人で歩くことすら良くないエリアでした。なので、親には言ってなかったんです。

でも、ある日、お母さんの教会の知り合いに、私がお店で従業員と話しているところを偶然見られちゃいました。その後何回か見られて、ついには私の両親に相談したらしいのです。そんな事も知らずに私はお店に行きました。そして、従業員と話していると後ろから誰かが私の腕を掴んできたのです。

振り向いたら、お母さんでした。

家に連れて帰られて、お父さんに全部話したらお店をその従業員に売るということになりました。それから中学卒業までお父さんの監視が厳しくなって、何もできなくなりました。 お店を開いていた6ヶ月の間、月に150,000TSHから200,000tsh(日本円で約1万円)ほど稼いでいたのでそれからのお小遣いは困りませんでしたけどね!(笑)

S__6258711

姫野:中学生が商売をしてそこまで成功するってなかなかないですよ。もし、お父さんに見つかってなかったら、どうなっていたか知りたいですね。僕が中学生の時は起業とかビジネスのことなんて考えたことがなかったです。高校時代はどんなことをしていたのですか?

 

 

Jennifer:それから高校に入って高校卒業まで事業は何もできなかったのですが、卒業してから大学が始まるまでの間にお父さんの監視がなくなってきたんです。その頃にまた事業をしたんです。

それはカーペットの清掃業のビジネスでしたね。

でも、実際に使用するカーペット清掃の機械を持ってなくて、マシンを買えるようになるまで、ずっと仲介をやってました。まず、知り合いや街角で広告などを配って、清掃の受注が入ればそのカーペットの清掃マシンを売っているところに清掃してもらってましたね。

機械を買ってからは、やっと自分で清掃することができるようになったんですが、これもまた続かず。なぜなら、大学が始まる時期に近づいてしまって、両親に大学では勉強に集中しろと言われてしまい。。

渋々、会社は叔父に任せていたのですが、最初の学期が終わって帰ってきた頃には、もう会社の何もかもがなくなっていましたね。それからは始めていた生理用品の教育活動の方を熱心にやっていました。大学も大学院も無事に卒業して晴れて弁護士の資格を手に入れました。

 

姫野:そうなんですか。お話を聞いていると、まだJenniferさんの事業って失敗したことないですよね。僕はJenniferさんって生まれながらの実業家だと思います!

 

Jennifer:そんなことないですよ!この事業をやめましたが、そこで培った経験のおかげで今の会社もうまくやっていけていると思っています。まぁ、確かに大きな失敗はしたことがないですけど(笑)。ただし、前の事業を継続していたら、それはそれで別の失敗もあったかもしれません。

S__6160401

 

今後の目標と夢について

姫野:話は戻るのですが、晴れて弁護士になって、法律事務所などに就職されたのですか?

 

Jennifer:はい、短い期間でしたけど。法務長官室で3年間働いていましたが、インターンみたいな扱いでしたね。いわゆる雑用業務ばかりで。

 

姫野:なぜやめられたのですか?法務長官室ってすごいエリートコースじゃないですか。まさか、雑用がいやだからですか?(笑)

 

Jenniferはい!そうです!(笑)もう耐えられなくて、、、後先考えずに辞めちゃいましたね。まぁ、そこで生理用品の製造を本格的にしようと決めました。生理用のナプキンと一緒に石鹸もやっていて、それも本格的にやり始めました。

S__6258703

 

姫野:僕にしたらせっかく苦労して弁護士になれたのに、それを辞めるという発想がないですね。でも、今となってはそれが正解だったと思えるほどの活躍をしていますもんね。

最後に、これからの目標を聞かせてください!

 

 

Jennifer:これからの目標はビジネスでの目標の他にもう一つあります。最近、新しくTanzania Institute of Manufacturingという学校を設立したんです。

学校というか施設は持っていないですけど、毎週一度開いています。教える内容は製造の使うスキルなどを教えています。大学などでは座学を重視にして、スキル面はあまり学べないんですよ。それでは社会に出て職につけないので、技術をもって仕事を出来る人間を世に送り出したいと思っています。

現在、生徒は20人くらいですが、これからもっと増やしていきたいです。

S__6258707

 

姫野:教育までやられているんですか!確かに大学などで学ぶ事と、現場で使える能力は違うとよく聞きます。

これで質問は最後になりました、答えてくださってありがとうございました!

 

Jennifer:こちらこそ、ありがとうございました!楽しかったわ。

 

姫野:そういえば、Jenniferさんもうすぐ日本に行かれるんじゃなかったでしたっけ?

 

Jennifer:そうなんです!3月9日が国際女性デーということで、講演会やシンポジウムにスピーカーとして招待されて一週間ほど、東京を中心に滞在します。

※イベント詳細リンク

https://gazachallenge.org/index.php/gaza-entrepreneur-challenge-2016/1703japanprogram/#0309hitotsubashi-uni

 

姫野一橋大学や六本木アカデミーヒルズで行われるイベントですね。スピーチなど、頑張ってくださいね。そして、日本も堪能してください!

本当に最後の最後に、何か日本の人たちに一言お願いします。

 

Jennifer:インド以外では初めてアジア圏に行くのですごく楽しみです。短い間ですけど、アフリカでは味わえない経験をしたいですね。とても楽しみで、最近よく日本の写真や動画を見てます。

メンターをしてもらい仲良くなったDMM.Africaの皆さんなど、日本にいる人たちに会えることを楽しみにしてます。このインタビューを見てくださっている皆さんも、もしお会いすることになったら、よろしくお願いしますね!

 

姫野:メッセージありがとうございます。これでインタビューは終わりです。日本での活躍、タンザニアから応援してますね!!

 

最後に

さてさて、長らくお読みいただきありがとうございました。インタビューを見て分かるように、今回は圧倒されてしまい、終始僕は聞き手にまわりました。

S__6258717

 

Jenniferさんはすごい話し上手で、話していると会話が追いつきませんでした。

起業家としてのパワーやある種のカリスマ性のようなものを感じました。

 

これから、日本でお会いするチャンスがある方は是非話をされてください。

僕もこれから応援をしていきたいと思います。

 

それでは、次回のインタビューもどうぞよろしくお願いします!

 

 

姫野 鉄平

 

 

 

 

Please follow and like us:
20

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る

シェア大歓迎です!