ダンスで世界を回り、ダンスで世界を繋ぐ。世界一周ダンサー中込孝規さんがアフリカに関わって拓けた人生観。

“アフリカ生まれアフリカ育ち、きみかの日本人に喝ッ!”というコラムを書かせて頂いている金谷です。今回は、世界一周ダンサーである中込孝規さんにスカイプでインタビューをさせて頂きました。どうぞ、お楽しみくださいませ。

中込さんプロフィール

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1988年生まれ。早稲田大学商学部卒。元ベネッセ。ストリートダンス(POPPIN)歴13年。

世界中の子供が交流できるワークショップを主催しているダンサー。大学在学中にオールジャパン学生ダンス選手権大会で優勝し、キッズダンススクール講師として活動。

その後夢を叶えるために会社を退職し、世界中の子どもたちにダンスを教えながらの世界一周を決行。1年半で18か国57都市をまわり、1万人以上の子どもたちにダンスを教えた。

現在、日本全国・世界各地でワークショップを実施中。そして、子どもたちの世界・可能性が楽しく広がる学校のようなダンススクールを神奈川で開校。

http://gome-takanori.com/dance-school/

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1.意外と消極的な性格だった!?

金谷:お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。

中込:ご無沙汰です!こちらこそ、よろしくお願いします。

金谷:もともと、中込さんはいつからダンスを始めたんですか?

中込:2つ上の兄が高校でダンスをやっていて、当時中学生の僕にはそれがカッコよくて、家で教わるようになったのがきっかけです。

金谷:お兄さんの影響なんですね。他にも、影響は受けていたんですか?

中込:がっつり受けていましたね。兄が中学受験して学校入っていて、僕も入りたいといって、目指していました。落ちたんですけど。(笑)兄は色々と挑戦をするほうで、僕はどちらかというとそれを真似しているようなところがありました

金谷:今の中込さんっぽい感じではないですね。昔は割と消極的だったとか?

中込:その通りですね。あの頃の自分は将来僕がこんなことしているなんて想像もつかないと思います。

金谷:そんな中込さんが、どんな風に今の道に辿り着いたのでしょうか?

中込:大学卒業後、ベネッセで働いていたのですが、どうしても世界一周をしたくて勇気を出して、退職して旅にでることにしたんです。

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2.行ったら死ぬかも、と思っていたアフリカ

金谷:世界一周の中でアフリカにもこられたんですね。初めてのアフリカはどう感じましたか?

中込:行く前はやっぱりめちゃくちゃビビってたんです。それこそ、行ったら死ぬんじゃないか、って、冗談じゃなく。(笑)そこら中に動物とかいるのかな、とか。

金谷:日本のメディアから発信される情報はそういうのがほとんどですもんね。一度アフリカに行くとそんな馬鹿な、って思うんですが、実際に多くの人はいまだにそう思っているらしいですね。

中込:僕もまさにそれでした。でも実際にきてみると、表現が難しいのですが、『意外と普通だなー』という感想でした。普通に人が生活をしていて、普通に美味しいもの食べて、普通に会話したり乗り物乗ったりしているな、と。全然一緒なんだなって思いました。

でも同時に、世界一周の中でも一番心を動かされた場所でもあります。自分の中での変化が一番起きた大陸でしたね。

金谷:どんな風に変わりましたか?

中込:やっぱり食文化とか服装とか日本と全然違うんですけど、そういうのも小さい違いに過ぎないなって思うようになりましたね。結局、どんなに違っていても、人は楽しむことは好きだし、アフリカのどんな民族にだってシャイな性格の人は中にはいるし、子供には思春期があって。だからこそ、表面的な違いがあっても、心では必ず繋がれるんだと、学びました

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3.ダンサーとしてみるアフリカ大陸

金谷:ダンサーからみるアフリカはどんな印象でしょうか?

中込:アフリカってダンスはめちゃくちゃ種類があるんですよね。歴史的な背景などによって国でも違えば、地域でも全然違うし、そもそも使っている楽器も様々です。

例えば、腰を振る求愛的要素の強いマラウィ。ジンバブエはギターの速弾きに合わせてステップを踏むストリート系。ルワンダでは、足を踏んで牛のポーズを決めたりするダンスを体験しました。

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金谷:近隣国でも、まったく違うんですね。そういう視点だと、よりアフリカってひとつに括れないことが文化的に証明できますね。コミュニケーションの手段としてのダンスは一般的だと思うんですが、どういう印象を受けましたか?

中込:アフリカに限りませんが、ダンスってその人の素が出るんです。ふと目が合ったときの表情は決して作り物ではなく、それは言葉を超えた意思疎通だと思っています。アフリカでもそういう体験をたくさんしました。

アフリカで僕はダンサーなんだと紹介をすると、『お、じゃあ君はなんの楽器演奏するの』って聞かれるんです。ダンサーは楽器も弾けるというのがセットで、ダンスと音楽は切り離せないんです。楽器弾いていた人が演奏中に踊りだしますからね。(笑)

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4.衝撃的な体験や出会いが詰まった旅

金谷:アフリカでの一番の思い出はなんでしょうか?

中込:たくさんありますが、一番はマラウィの学校でダンス交流をしたことですね。マラウィの中でも田舎の学校なんですが、協力隊の方の伝手でダンス交流の約束を事前に取り付けることができました。とにかくすごく歓迎してくれて、僕が来る日に備えてクラスごとに伝統的ダンスの練習をしてくれていて、当日は授業を休みにして1日ダンス交流の日にしてくれたんです。2千人くらいの生徒と一緒に踊り、地響きが鳴るくらいの迫力でした。

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金谷:プロモーションビデオの撮影みたいですね。(笑)生徒の管理も難しそうです。

中込:先生もとても協力的で、歌に合わせて生徒たちを静まらせたりしていました。本当に自分ひとりでは実現できないことだったので、感謝でいっぱいです。

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金谷:色々な子供と交流した中で、印象に残っている子供はいましたか?

中込:これもたくさんいるのですが、ルワンダのバシリという男の子はとても印象深いです。

ルワンダには2回訪れていて、2年前の1回目のときから知っている子です。

出会った当時は小5で生徒の中でも大人っぽく、クールでリーダー的な存在でした。僕が日本に帰ってからもスカイプを繋いで日本の子供とルワンダの子供のダンス交流を行っていました。バシリは、一歩引いて、その交流を見ているというタイプでした。

忘れもしないのですが、12月24日に日本とスカイプダンス交流をしたんです。そのとき、僕は2回目のルワンダで、ルワンダ側にいました。その日、誕生日だったバシリを日本の子供たちとサプライズでお祝いをしたんです。そしたら普段クールなバシリがワナワナと肩を震わせ始めて。泣くのを我慢しながら、感情があふれ出しているのが、画面越しから伝わってきたんです。スカイプ越しではあるけれど、1か月くらい、スカイプでの交流を続けてきて、それで人の感情を動かせる人間関係が作れたんだなと思って、僕も本当に感動しました。

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バシリくんと

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金谷:ダンサーというよりも教育者としての側面を強く感じます。

中込:確かにエンタメを超えて教育に関われているんじゃないかと僕も思います。ダンスはスキルを磨くことも大切ですが、違いや個性をリスペクトし合い、自分の自信へと繋がっていくことが大事だと思っています。

5.タンザニアの国際商業見本市、サバサバの思い出

金谷:中込さんにはトリックスター社がタンザニアで開催した“サバサバ日本文化祭り”にも参加してもらいましたね。これはどんな経験になりましたか?

中込:ここでは、ビジネスで活躍する日本人とお話したり、現地のプロミュージシャンの方とコラボできたりし、とても良い体験でした。

ちょっと本筋から逸れるですが、金城さんとの出会いも大きかったです。

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金谷:そう言ってもらえると嬉しいですね。でもなぜ金城が?

中込:金城さんってビジネスでバリバリな方って想像していたんですが、会ってみると金谷さんとか園部さんとか周りの人と家族のように接していて『この人は大きいことをしようと思っているんじゃなくて、目の前の人やことを大切にしてそれが結果的に大きくなっているんだ。』と感じたんです。

僕はなにか世界を変えるようなことがしたい、と思っていました。

でも、そうじゃなくて、目の前のやりたいことや大切な人としっかり向き合うことが大事なんだと、考え方が変わり、胸のつっかえがとれた気がしました。

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金城さんと

6.メッセージと今後の展望について

金谷:保守的だった性格から、世界一周に踏み出すことで大きく人生が変わっていると思いますが、なにかアフリカに興味のある人にメッセージがあれば、お願いします。

中込:偉そうなことは言えないのですが、とにかくまずは行ってみることを勧めたいです。@Africaのような現地から発信するメディアも様々見かけるようになりましたが、それでも自分の目で見て耳で聞き、肌で感じてほしいです。

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金谷:自分で体験することが一番ですよね。では最後に、これからの目標などを教えてください。

中込:今までは、他のダンススクールとコラボしたワークショップや講演などの活動が多かったですが、今年は拠点になる自分のダンススクールを作ります。生徒とともに僕自身も一緒に成長できるような、そんな場所を作ります。

世界一周に飛び出したり、クラウドファンディングをしたりと、色々なチャレンジに挑んできたここ数年ですが、今年は今までで一番の挑戦になりそうです。

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金谷:なにかまたお仕事ご一緒したいですね。応援しています。本日はどうもありがとうございました!

6.中込さんのイベント情報など

世界一周ダンス旅!アフリカのマラウイ編! Guy dances across Malawi (Africa) with 5000 children.

https://www.youtube.com/watch?v=nH78pT4ztHY

日本初!?「世界とつながるダンススクール」を開校します!in 神奈川・平塚

http://gome-takanori.com/dance-school/

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3月25日(土)、JR平塚駅直結の「ラスカ平塚 文化教室」にて、「入門ダンスレッスン&アフリカ・ウガンダとの中継ダンス交流会」を行います!

ダンスで自分を表現する楽しさ、世界中の子どもたちと仲良くなる素晴らしさを体感してください。

今回のイベントは、18歳以下のお子さま対象となります。

楽しく、ていねいに教えるので、ダンスが初めての人もぜひご参加ください!

詳細・お申し込みはコチラのリンクから!

https://goo.gl/forms/kBN2SbS3cRZP8LCq2

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