インターン姫野の突撃インタビュー!第6回:テクノロジーとイノベーションを通した支援に挑むイスラエル系NPO団体

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おはようございます。姫野です。

いつも、お読みくださってありがとうございます。今回の『インターン姫野の突撃インタビュー』は、アメリカ発のイスラエル系NPOで働かれているBar Rieseさんに、お話を伺ってきました!

 

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どんなNPOなのか?

姫野:今日は宜しくお願いします!

 

Bar:こちらこそ宜しくね!

 

姫野:最初の質問なのですが、Barさんの所属しているNPOは何をされているのですか?

 

Bar:私たち、Innovation: AfricaはNPO団体です。

イスラエルのイノベーション、そしてテクノロジーをアフリカの村々に持ってきて、現地の人のためになるように導入そして、運営しています。既存のアプローチとは違う発展プロジェクトをその地域に合うように考えて導入します。

プロジェクトは、ソーラーエナジー、地域施設(学校、孤児院など)、ソーラーウォータープロジェクト、農業です。私たちは村々にエネルギー、ヘルスケア、学業、綺麗な水、そして農業で必要なスキルです。

 

姫野:ソーラーウォータープロジェクトとは、なんですか?

 

Bar:ポンピングシステムを導入して、綺麗な水を汲んで、村の人々に与えています。

 

姫野:イスラエルのイノベーションをアフリカに持ってくるとのことですが、そのアイデアはBarさん方が自ら発案されているのですか?それとも、イスラエルの他の誰かのアイデアを使わせてもらっているのですか?

 

Bar:今の所は、二つともで、イスラエルでアイデアを持っている人から商品やアイデアを買って現地でそれを導入するか、もう一つは団体内で発案して、それを導入するかです。

例えば、前者の方で私たちが実際やっているのが、ソーラーパネルでの事業です。ソーラーパネル自体は、団体内で生まれたアイデアなのですが、それを使っての事業はイスラエルの方からいただきました。それは、パネルを使って携帯の充電屋さんをする事業です。今、言った団体内での発案はソーラーパネル自体を使って事業しようと考えたのが私のNPOの創設者そして経営者のシルバなのです。

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プロジェクトの継続性を重視する仕組み

姫野:そうなんですね。その中で、Barさんたちが今、メインでやられているプロジェクトはなんですか?

 

Bar:現地で実行している事業はソーラーパネルを導入するのがメインなものです。その中でも、二つあって、一つ目は学校や病院など電気がものすごく重要なところにソーラーパネルを導入することです。病院では、電気以外にもワクチンなどを冷蔵保存するのにも使われています。

二つ目は、ソーラーパネルで先ほど言った携帯を充電する事業です。タンザニアの村では多くの人が携帯電話を持っていて、携帯でお金の送受金をしています。なので、携帯の充電が切れるとお金がなくなり生活が出なくなることがあります。ですが、ほとんどの村には、携帯を充電できるほどの電気が通ってはいないので、3時間以上かけて違う村に行き、数回分の電話だけで切れてしまうほどの充電だけをして帰っていきます。

それを改善するために、ソーラーパネルで携帯を充電するお店を作りました。お店には、村の人を雇い、給料以外の利益は村の口座に入り、村のために使われます。

もう一つ、現地でやっているのが水を引き上げるポンプを導入することです。数十キロも歩いてやっと泥水にたどりつける村などがあります。汚い水などは、赤ちゃんなどの成長にも影響してきます。それを打開するために、ポンプを導入しています。

 

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姫野:水と電気は必需品ですからね。特に、今言われた通り綺麗な水は赤ちゃんの成長にとても影響を与え、時にはそれが理由で亡くなるケースもありますのですごく大切ですね。

ですが、NGOなどでよく問題視される、作りっぱなしで導入された後使われなくなることがありますよね。人や資金が足りないなどの問題があってのことだとは知っているのですが、BARさん方はそれに対してはどう対策をされているのですか?

 

Bar:確かに資金などが原因で、作るだけで終わってしまうケースがあるのは事実だと思います。私たちはそれに対して、団体内での作り出されたシステムを使って対策を立てています。その対策というのが、リモートモニターシステムです。

団体内のエンジニアが発案して作成したもので、ソーラーパネルで作られた電気を測ることができ、そのためそのソーラーパネルがどれくらいの電気を発電し、どう使われているかを見ることができます。

アフリカのどこで導入した後でも、成果をコンピュター上で数値にして追うことができ、何か問題が起きた場合、サポートもできます。このシステムはとてもユニークな為、UNからUnited Nation Awardをもらうことができました。

 

姫野:それはすごいですね!導入した後も成果を追うことができたり、サポートもリアルタイムでできるのは大きいですね!Barさん方のNPOで他とは違うところはどんなところですか?

 

Bar:私たちは、アフリカの電気、水などの、生活にあたって必要最低限の環境が足りていない村々などにマイクロビジネスのシステムを導入し、そこでお金が生まれて、システムを運営するにかかる費用をまかなっていくことを実施しています。これは、村の人々が将来的に他のことにでも自立していくように援助していることがアフリカの発展に繋がっていくのだろうと私たちは信じています。

 

姫野:確かに、システムなどを無償で導入しても、それを運営・管理していくのにコストがかかる場合、援助者がいないと運営できなくなり、使われなくなってしまうこともあるのだと思います。Barさん方はそうはならないようにシステムを考え、そこで自立させていくことができているのはとても尊敬します。

もちろん、ほとんどの団体がそれを目指していると思うのですが、実際にそれをして成功するのは多くないかもしれません。僕自身、人を助けるにあたって、援助するだけでは足りないと勝手に信じていて、Barさんが言われたように自立できるようにしなければいけないと思っているんです。なぜなら、援助は一時的で、その援助者がいなくなればそれを受けていた人は、また前と同じ状況に陥ってしまうからです。

なので、その援助が終わるまでに自立できるようすることが大切で、そこで自立できた場合、自分に自信がつき、他人頼りにならずに何事もしていくことが、村の発展、または国の発展に繋がっているのだと思います。

 

Bar:それが私たちもNPOとしてやっていく時に出てくる問題だと思っています。どこの団体もそうだと思うのですが、限られた資金の中でそれをしているとやっぱり、あまり多くの人を一回に援助することは難しくなりますね。

 

姫野:そうなんですね。時には、一時的な援助もすごく必要だと思いますし、そちらの方が人々がその援助を必要にしている場合も多くあると思います。なので、やっぱり何を目標にしているかで援助の仕方も変わっていくということですね。

 

発展のために必要なこと

姫野:次の質問なのですが、なぜ水や電気などの必要最低限の生活環境にフォーカスしてやられているのですか?

 

Bar:なぜ、水や電気をメインでやっているかは、私たちはそれらがすべての問題の原因だからだと確信しているからです。例えば、子供が学校の時間外に勉強をしたくても、辺りが暗くなると文字が読めないので出来ません。蝋燭でそれを賄っているところもあるのですが、10人以上の子供が一つの蝋燭を囲んで勉強しているため、外側の子は内側の子の影で字が見えなくなって、あまり勉強はできないです。学校の先生たちも同じで、授業外で生徒たちが提出したものを採点しようとしても、あまり効率良くできません。

他にも、飲み水を取りに行くために往復6時間かかる子はそのせいで学校に来ないことも少なくありません。これなどが、原因で個々の生活水準が上がらないのだと思っています。もちろん、他にも生きていく上で必須なものはあると思うのですが。

 

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姫野:僕もアフリカでのたくさんの問題が水や電気があると、解決されるのだと思いますね。その地域でより多くのビジネスを誘致して、地域ごと活性化させようとしても、そこに電気や水がないとあまりうまくは誘致できないのではないでしょうか。

 

Bar:やはり彼らが自立できるようにするには、お金が回るようにしなければいけないと思います。それを援助するためにもやはり、電気や水は大切です。今の話で思い出しましたが、私たちは他のNGOとも一緒に事業をしたりします。私たちが作り出す電気や水をベースにして、彼らが他の事業をしたりしているんです。

 

姫野:一緒にやられているNGOがBarさん方が生み出す電気や水をベースにすれば、彼は他の事業に集中することができ、より村や人々の生活を助けることができると思いますね。

NPOで働くという選択について

姫野:これまでの質問は、Barさんを Innovation:Africaとして聞いていたのですが、ちょっと個人的な話も聞きたいです。なぜNPOで働きたいと思われたのですか?

 

Bar:なぜかというと、アメリカのコロンビア大学の在学中にInnovation:Africaの広告を見て、それが自分の中でやりたかった事の集大成だと感じたからです。

もともと、途上国で開発援助活動をしたかったし、特に、イスラエル出身として、イスラエルに関わる仕事もしたかったからが大きいですね。人々の生活を本当に変えているのだなって感じることができるからっていうのも大きいと思います。

 

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姫野:そうなんですか。確かに、やっぱり何か変えられたという実感があるのは嬉しいですよね。次の質問なのですが、BarさんがアフリカにInnovation:Africaとして来られてから、一番嬉しかった瞬間はなんですか?

 

Bar:一番嬉しかった瞬間はイノベーションの導入が終わって、事業がうまく回り始めた後の村人の表情とか私に対する態度とかですね。終わった後の笑顔でハグや一緒にダンスをしてくれたりとか、村人たちがパーティーを開いてくれたりして。

愛情や繋がりを彼らと共有することができるとすごく嬉しいなぁと感じます。完了後のパーティーでみんな豪勢に料理など振る舞ってくれるなどしてくれたり。人と接し合うことが一番楽しくて、その人達が嬉しそうな顔をすると私もとても嬉しいです。

 

姫野:やっぱり、そういう自分が関わった人達に何かしてあげて彼らが嬉しそうにするのが一番嬉しいのですね。

それでは、最後の質問に移りたいと思います。最後の質問は、これからの目標です。Innovation:Africaとして、そしてBarさん個人の目標も聞きたいです!よろしくお願いします!

 

Bar:はい。そうですね、団体としての目標は、今やっているプロジェクトの発展とサブサハラで援助を新しい国へと広げていくことです。そして、私個人の目標は、わからないわ(笑)流れに身を任せます。

 

姫野:流れに身をまかせる、かっこいいですね。流石です!これからの、Barさんを含めたInnovation:Africaの活躍応援します!Barさん、今日は、どうもありがとうございました。

 

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インタビューを終えて

今回も、長らくお読みいただきありがとうございました。Barさんとのインタビューは、彼女がどれだけアフリカで困っている人たちを助けるために活動されているかを聞けました。彼女は、人を助けたいという信念だけではなく、それに合わせて何をすればいいのかも分かっていられて、そしてそれを実行されています。とても尊敬します。これからのBarさん方の活躍を応援していきたいと思います!

 

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