アフリカビジネス最前線を行く男、金城に聞いてみた。【第5回】労働市場における日本人の価値を上げるにはどうするべきか?

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Q. 日本人であるが故に一定の所得が保証されていた時代は終わり、市場価値の高い人は稼げる国へ移動する時代が到来しています。企業も同様に雇用のコストと人材の質を天秤にかけて進出国を選んでいます。日本人の世界の労働市場における市場価値とは実際どの程度のものなのでしょうか?また日本人の市場価値を高めるためにはどうすれば良いのでしょうか?

 

労働市場における日本人の価値を上げるにはどうするべきか?

この問いについてはまず前提の部分から話さなくてはなりません。

 

まず、日本人の世界における価値は残念ですけど下がり続けていると言って過言ではありません。

それは業種や業態を問わず、どの世界でもその傾向は同じではないでしょうか。

「日本人を敢えて雇いたい」と語る経営者は日本の外にはまずいないと思います。

高額な人件費と雇用環境の整備コストは世界でも群を抜いています。

 

では、そんな日本人は人件費や雇用環境の整備コストに見合うだけの成果を上げることが出来ているのか。

それはかなり厳しいでしょう。

 

日本人1人を雇うよりも現地人5人を雇った方が安いと言われてしまえば、それに太刀打ちできる日本人はほぼいません。

 

グローバル化という理想の下に、人と金と情報が国境を越えやすくなった今、より優秀な人材をより安く雇いおうと行動する経営者は善とされています。

そうなると、途上国の優秀な人材を「現地としては」破格の条件で雇用した方がコスパがいいんですよね。

 

大きな話になってしまいますが、欧米で騒がれている移民問題の根本はこんなところにあったりします。

途上国からくる移民を雇った方が自国の労働者を雇うよりも安く済むので移民を雇う会社が後を絶たない。

そして自国民が職にあぶれてしまう。

 

残念ですけど、これが日本人の世界での価値に繋がっています。

ざっくりと書くと、これまで日本人がやっていた仕事を途上国の人材に取られていっている。

ある意味多国籍企業であるうちのグループで言わせると、コスパが1番いいのはインド人だったりします。

だからこそ世界中で現地社長と呼ばれる中間管理職にはインド人が多いんでしょう。

 

 

それでは本題に戻ろうと思います。

世界での日本人の労働市場における価値を高めるにはどうするべきか。

端的に書くと、僕は、日本人が日本人として生まれたこと自体に価値を持たせるほうがいいと考えています。

労働生産性を上げようとかという話ではなく、もっと根本の部分での価値を高めるべきじゃないかと。

 

例えば、7-8年前だと世界における労働市場において中国人の価値がすごく高かったです。

中国人が優秀だったから中国人の価値が高かったのかというと、そういう訳ではありません。

 

それは中国に進出したい企業は数多あれど、中国語を解し中国マーケットを肌感覚で語れる人材が圧倒的に不足していたから。

中国マーケットを数字で語る分には多くの人材が世界中にいますが、肌感覚で語れる人材はかなり貴重です。

そういった事からも、中国に進出したい企業は中国人を雇わないと厳しいんですよね。

結果として中国人の価値が高くなっていった。

 

お金のかかるスポーツとして有名なF1のドライバーだってそうです。

2017年シーズンのF1は10チーム、20台で争われています。

なので、F1ドライバーは20人しかいません。

かなりの狭き門です。

F1ドライバーになるために熾烈な争いがあるのは十分承知ですが、実は実力が少々劣っていても、そのメーカーやスポンサーが進出したい国のドライバーが選ばれやすい傾向にあるのも事実です。

つまり、ビジネス的に書くと、労働生産性(ドライビングテクニック)の高い人材ではなく、進出する国に向けて戦略的に人材を確保していっていることになる。

 

そうすると日本は日本製品を世界に向けて販売し、より多くの外貨を獲得することがまず真っ先の課題として浮かびます。

外貨の溢れている国はすごく魅力的です。

そんな国に進出したいと考える企業はかなりの数に上ると思います。

 

その次に日本語や日本の地域社会を大切にしていく事

外国人がどんなに優秀でも日本人にしかできない領域をできる限り増やすことが目的です。

 

昔の古き良き取引形態に回顧することが回りまわって世界の労働市場における日本人の価値を高めることに繋がっていくと思います。

つまり、日本マーケットに参入したいなら日本人を雇わなきゃ成功できないと外資系企業に思わせる。

 

勢いで書きましたが、この考えはグローバルとは逆の方向なので実現が難しいかもしれないですけどね。。。

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  1. 2017年 6月 02日

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