アフリカ生まれアフリカ育ち、きみかの日本人に喝ッ!~ライバルとの付き合い方がド下手な日本人?!~

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アジアで、さらに狭い島国の日本で商売してきた日本は、常にシェアを独占する商売を目指しているように感じる。そして同市場で戦う同業者に対して、健全なライバル関係ではなく、それこそ宿敵のように扱う傾向がある。

この感じ方は人それぞれで、「私の経験はすべてアフリカでのものである」という前提、すなわち、私の経験、主観と偏見に基づいているものだと理解した上で読み進んでほしい。

独占にこだわるな

現段階では、アフリカで市場を独占しようとすることはナンセンスだ。
ましてや同じ日本からきた企業同士、「同志」ではなく「宿敵」として接するのは時間と労力の無駄。

アフリカは54か国から成っている大陸だ。
国ごとに傾向も異なる、そして、それぞれの経済圏を飛び出すと、商流と常識が違って当たり前だ。北はアラブの影響がつよく、仏語圏は当然フランスの影響が絶大だ。
英語圏に関しては、イギリスの影響を受けながらも、独立後、独自の発展を遂げた国々が多い。
同じ西アフリカのイギリスの植民地だったガーナとナイジェリアが似ても似つかない国に発展していることで頷ける。

あるところはルールに厳しく、あるところはルールなんて破るためにあると思っている。
あるところは常に内戦が起こっており、あるところは独立後ずっと平和なところもある。
そして、このラストフロンティアを攻略しようと欧米諸国、アジア諸国、それぞれが国の戦略を掲げて乗り込んできている。まさしく魑魅魍魎の世界だ。

 

丸腰の日本企業

そこに日系の民間企業は、なんの後ろ盾もなく、丸腰で無謀な戦いに挑んでいる。そして市場を独占しようと躍起になっている。
さらに、このような悪条件の中で戦わないといけないわけなのに、日系同業者を市場から蹴落とす作戦も同時に練らないといけない。

ライバルだから。
宿敵だから。
シェアを奪われるから。
最初に入った者勝ちだから。
ビジネスを奪われるから。
同業種の会食の場で、ビジネスの話を一切せずに、プライベートな話題で場を持たせると聞いた。どの企業様もアフリカに進出され、会食の場こそ、ビジネスの話をするべきだと思うのだが。また、誤った情報を出してライバルを翻弄しようとするところもある。アフリカでは情報の正当性がすぐに確認取れないからだ。

すでに出来上がった市場であれば、あながち間違った戦略じゃないのかもしれない。

2000年代を突入した際に、吉野家をはじめとした企業がこぞって牛丼の値段を下げ、いわゆる牛丼戦争が勃発した。その裏にはデフレや日本経済の悪化などの様々な理由があっただろう。やむを得ない選択だったのだろう。それでも、消費者からみると同業者同士(ライバル同士)、外食市場(特に牛丼市場)のシェア拡大を戦いながらも、それぞれが打ち出した戦略で、結果として自分で自分の首だけを絞めているようにみえた。

牛丼市場のように戦後から成長し、成熟しきった市場において、さらに同業者が多数存在する中不況の煽りをくらった場合は、上記のような戦いにならざるを得ないことは理解できるが、この何もないアフリカでもそれを繰り広げることの意味の無さたるや。滑稽としか言いようがない。

ライバルとの接し方

それではライバルとはどのように接するべきか。
私がこの場合で定義しているライバルとは、「日系企業」「同業種」のことだが、必ず勝てる案件ではない限り、お互いを良きライバルとして、協力し合いながらもっと大きなものを戦うべきであると思う。
アフリカの数か国で得た情報なんて、結局はその数か国内の一部の情報でしかない。ビジネスも同様だ。すでに大手企業様はそれに気づき、案件ごとに様々な企業と手を組んで仕事をされ、そのこと自体は素晴らしいことだと感じている。
我々日系企業が挑まないといけない相手は、同じ島国から来たライバル(同士)ではなく、進出した先の国自体の制度だったり、市場を荒らしている中国企業だったり、一社では太刀打ちできない状況、環境だということをもっと自覚した方がいい。

なので、日本人に喝!敵はどこなのか確認したうえで、アフリカに挑め。間違っても戦友を敵と見誤るな。

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